コインチェック問題の研究

コインチェック事件に関わるレポートを集めようと思います

“コインチェック問題”でお笑い界に激震「被害者50人以上、全財産失った者も」! 仮想通貨を広めた元凶の芸能人は?

 
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画像は「NEM」より引用

  仮想通貨取引所「コインチェック」から顧客資産の仮想通貨「NEMネム)」が不正アクセスにより580億円分流出した問題で、芸能界が大混乱に陥っている。最も非難されるべきはハッカーだが、同社の脆弱なセキュリティーが被害を拡大させた。仮想通貨取引所は、外部からの不正アクセスを防ぐため、通常は顧客から預かった仮想通貨を外部ネットワークから切り離して管理するが、コインチェックはオンライン上にNEMを保管していた。これでは「どうぞ盗んで下さい」と言っているようなもの。金融庁は同社が事業拡大を優先し、資産の安全管理は後回しにしてきたとして、資金決済法に基づく業務改善命令を出した。

 とばっちりを受けたのは、同社のCMに出演する出川哲朗冠番組も好調で乗りに乗っていたが、ミソをつける形に。ネット上では「出川のせいだ」「やばいよ、やばいよと言っていたけど、本当にやばいじゃねーか」と批判が殺到しているが……。

「CM起用にあたり、出川さんもコインチェックで口座を開設したそうですから、彼もまた被害者です」(芸能プロ関係者)

 シャレにならないのはお笑いコンビ「藤崎マーケット」のトキだ。預金のほとんどをNEMに回していたそうで「急に(預金が)ゼロになるということがこの世にあるんだと……。残高は6万円と(電子マネーカードの)PiTaPaピタパ)の6000円くらいしかない」と意気消沈している。さらにお笑いコンビ「サバンナ」の八木真澄も、大阪市内行われたイベントで「コインチェックで30万円くらいが消えてしまいました。ネムで」と告白。周囲の若手芸人も多数被害に遭っているという。

 では、お笑い界に仮想通貨を広めたのは、一体誰なのか?

 それは、実業家としての顔も持つたむらけんじ。前出のトキは、たむけんから「(仮想通貨)してないの? すごく儲かるらしいよ」と勧められ「1万円だけやろうと。それが2、3倍になって、意外に儲かるなと。調子に乗ってしまった形です」と明かす。続けて「あの人(たむらけんじ)のせいじゃないかと。会ったら蹴っちゃったりするかも」とグチった。

「たむけんは儲け話に敏感で“吉本の財テク王”と呼ばれています。経営する焼肉店は仮想通貨での支払いもOK。『ダウンタウン』の松本人志さんに仮想通貨を勧めたのも彼で、一時期は彼の楽屋に教えを請う芸人の列ができたほど。売れていない若手芸人にも『絶対に儲かる』と仮想通貨を勧めていたそうです」(お笑い関係者)

 被害に遭った芸人の数はゆうに50人以上。それもトキと同様、かなりの額を突っ込んでいたため、生活に困窮する者が続出している。かたや“元凶”のたむけんはというと……。

「被害に遭った“NEM芸人”の相談窓口になっているそうで、挽回するために別の取引所と新たな仮想通貨を勧めている(笑)」(週刊誌記者)

 投資は自己責任。トキのように預貯金のすべてを失ったとしても文句は言えない――。